エミール・クーエの自己暗示法(2)
2013-06-01 22:30:01 テーマ:ヒプノセラピー(催眠療法)
こんにちは。
あがり症改善カウンセラーのMartyです。
今回は、自己暗示法で有名な
エミール・クーエの後半になります。
クーエは、偽薬(プラセボ)でも効果が出たことから、
薬の効果には薬の成分の他に、
「必ず治るという思い」が働くのではないかと考えました。
つまり、実際に催眠の効果を生んでいるのは、
催眠療法士が与える暗示ではなく、
クライアントの潜在意識であると気づいたのです。
そして、潜在意識にアクセスするために、
暗示の法則も開発しました。
潜在意識にアクセスするためには、
催眠状態だけでなく、
驚いた状態や反復することでも
アクセスできることがわかりました。
「目覚めているときの暗示」と彼が呼んだ
自己暗示の効用です。
(例えば、お母さんが子供にする
「痛いの痛いのとんでけ〜!」
がそうですね。^^)
その結果、自己暗示理論の結論として、
次の2つに至りました。
1.ある考えが精神を独占してしまった場合、
その考えは実際に、
肉体的もしくは精神状態となって現われる。
2.ある考えを意志の力でおさえようと努力すれば、
その考えをますます強めてしまうだけである。
そして、次の有名なクーエの暗示文を開発したのです。
この暗示文は、現在でも十分に効果があります。
「毎日あらゆる面で、私はますますよくなっていく」
“Day by day, in every way,
I’m getting better and better.”
目覚めている時でも、この暗示文を何度も反復することで、
暗示の効果を発揮することができます。
紙に書いて、財布の中に入れておくのもいいでしょう。
次回は、催眠に関して、
少し違う角度から研究した精神科医をご紹介する予定です。
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