あがり症改善に必要な運動強度とは?
2013-05-08 22:30:27 テーマ:SAD(社交不安障害・社会不安障害)
こんにちは。
あがり症改善カウンセラーのMartyです。
前回、なぜ運動強度の目安は「心拍数」なのか
についてお話ししました。
今回は、実際にあがり症改善に必要な運動強度
についてお話していきたいと思います。
あがり症改善に必要な運動強度は、こちらになります。
・週3回以上
・最大心拍数の60%〜80%の間で
・20分間以上運動すること
まず「週3回以上」なのは、
フィンランドで行われた調査で、
週に最低2,3回運動している人は、
運動をほとんどしない、もしくはまったくしない人に比べて、
うつ、怒り、ストレス、「ひねくれたものの見方」が
きわめて少ないことが明らかになっているからです。
また、週3回以上行うことで、
身体は脂肪を燃焼させる酵素を作り出すことがわかっています。
「最大心拍数の60%〜80%」なのは、
心臓のポンプの強さを表す「1回拍出量」が、
「最大心拍数の60%〜70%」で
運動強度が最大値になることがわかっているからです。
上限値が80%まで上げてあるのは、
おそらく70%だと物足りないと感じる方がいると思うため、
80%まで上げてあります。
ちなみに、85%までは上げても大丈夫ですが、
85%以上まで上げると、
有酸素運動から無酸素運動に切り替わり、
脂肪燃焼が止まって、疲労感を感じるようになります。
この20分以上の有酸素運動の前後に、
「最大心拍数の50%程度・各10分程度」の
ウォーミングアップ・クールダウンを加えると、
文句のつけようのない有酸素運動となります。
「最大心拍数の80%以下」という運動目安は、
運動終了後に「息が切れない程度」の運動です。
もし息が切れていたら、
過剰な運動だとお考えください。
例えば、フィットネスジムのエアロビクスなどは、
名前とは異なり、明らかに過剰な運動です。
おそらく運動習慣のない人は、早歩きで
「最大心拍数の60%」を超えてしまうと思います。
実際、私も3km走れない時に、
早歩きで「最大心拍数の70%」を超えてしまったのを
覚えています。
ただ、継続して運動していけば、
心拍数は上がりにくくなりますのでご安心ください。
ここまで心拍数のお話をしてきました。
それでは、実際に心拍数を測りながら運動するには
どうすればいいのでしょうか?
次回に続きます。
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2013年5月12日 22:48 | 【目次】SAD(社交不安障害)・あがり症
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