王様が好んで使った催眠療法

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エドワード証聖王(1004-1066)

 

 

 

こんにちは

 

あがり症改善カウンセラーのMartyです。

 

 

 

前回、催眠療法は有史以前から存在した
というお話をしました。

 

今回は、その後の催眠療法の歴史について
お話ししたいと思います。

 

 

 

舞台は、11世紀に移ります。

 

イングランドのサクソン系の王様に、
エドワード証聖王(Edward the Confessor)がいました。

(「Confessor」という尊称は、
エドワード王が極めて敬虔であったことによります)

 

 

 

彼は、手を触れて人を癒すことに長けていました。

 

これは「暗示による癒し」で、
王という権威を使った催眠療法の一種と考えられます。

 

この療法は評判となり、イギリス教会は、

 

「治療の際に適切な聖歌と詠唱を欠かさなければ、
それは正しい治療法として祈禱書にも書かれている」

 

と承認し、この「手のわざ」は公に認められるに至りました。

 

当時の教会は非常に権威があったため、
教会が承認したことを人々は広く受け入れたのです。

 

つまり、王が自ら使用した結果、
心理療法としての価値が広く受け入れられるようになりました。

 

 

 

しかし、王が変わり、
その後のイギリス君主がこの療法に興味を失うと、
人々も同じように関心を寄せなくなりました。

 

そして中世に入ると、「暗示による癒し」の評判は、
ガタ落ちとなり黒魔術とみなされる時代に入ります。

 

当時の価値観では、
「文明的な社会でそれを行うのは、魔術師か妖術師」
というものでした。

 

中世の人々は、このわざを怖れました。

 

その結果、この時代に、
催眠についての数多くの誤解が生まれたのです。

 

 

 

催眠療法の歴史は、さらに続きます。

 

 

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