エミール・クーエの自己暗示法(1)
2013-05-31 22:30:56 テーマ:ヒプノセラピー(催眠療法)
エミール・クーエ(1857-1926)
こんにちは。
あがり症改善カウンセラーのMartyです。
今回は、自己暗示法で有名な
エミール・クーエについてお話ししたいと思います。
エミール・クーエは、フランスの薬剤師でした。
ある時、一人の男性がクーエに、
ある特定の薬を売るよう頼みました。
クーエは、その薬を持っていたのですが、
使用期限が過ぎていることに気がつきました。
それだけでなく、その薬は色褪せるほど古かったので、
もう効かないだろう思い、売ることを断りました。
しかし、その男性は、
その薬は効くので古くてもいいから売って欲しいと
頼み続けます。
仕方なくクーエは、
責任は取らないことを認めてもらった上で、
その薬を売りました。
すると、どうでしょう?
効かないはずの薬を飲んだ男性は、
病気が治ってしまったのです。
現代でいう「プラセボ(偽薬)効果」です。
偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって
何らかの改善がみられることを言います。
クーエは驚きました。
そして、なぜこのようなことが起こったのか、
クーエは研究し始めたのです。
次回に続きます。