フロイトの催眠と自由連想法
2013-05-30 22:30:51 テーマ:ヒプノセラピー(催眠療法)
ジークムント・フロイト(1856-1939)
こんにちは。
あがり症改善カウンセラーのMartyです。
今回は、フロイトの催眠と自由連想法について
お話ししたいと思います。
心理学者フロイトの名前を聞いたことがある方は、
多いかもしれません。
人間が意識していない意識、
いわゆる「無意識」の存在を発見した人物です。
1885年、フロイトは29歳の時、
ヒステリー研究で有名だった
神経学者ジャン=マルタン・シャルコーから、
催眠を使ったヒステリー症状の治療法を学びました。
その後、彼は催眠によるヒステリーの治療法を
一般開業医として実践に移します。
彼は、催眠状態中に話をさせて感情を発散させる、
「カタルシス療法」を行いました。
しかし、フロイトの催眠の腕はあまりよくなく、
催眠状態に導くことができなかったことも多かったそうです。
その結果、彼は催眠状態に導くことなく、
心の中に浮かんでくることを自由に話させる
「自由連想法」を編み出しました。
フロイトは、この自由連想法をベースに、
精神分析法を確立していきました。
自由連想を続けると、人は浅い催眠状態に陥ります。
つまり、この「自由連想法」は催眠の一種なのですが、
フロイトは「催眠は必要なし」と判断してしまいました。
その結果、精神分析は発展していきますが、
催眠は衰退の道を再び歩むこととなります。